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絵のテーマについて....お尋ねに答えて

 投稿者:てつろうメール  投稿日:2000年 2月14日(月)17時35分39秒
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  正直言って、絵を描いているときも描く前も、
「なぜ、馬を描くのか?」とか、「なぜ、甲冑なのか?」とかは
ほとんど考えません。
もちろんモチーフ選びは、とても大事なことですし、
私にとっても大問題です。選んだ必然性もあると思います。
ただその必然性を、言語化する必要を感じなっかたので、
出会いとインスピレーションを大事にして、やってきました。
書き始めてしまえば、構図上の必然性が、第一になります。
しかし、今回のご質問を機会に、一度、半ば他人の目になって、
自作のテーマなるものを探るのも面白いかな、と思いました。
よく描くモチーフは以下のような物です。
馬。。サラブレットです。走るためだけに人間によって作られた品種。
走る姿は、何か狂気じみていて、死に向かって駆けているように見えます。
甲冑。。果たしてこの中には、人が入っているのでしょうか。眼差しは
あるのでしょうか。
廃虚、崩れかけた建物。。かつてローマでみた遺跡。そして神戸大地震のときに見た、
崩れ、傾き、瓦礫となったビル。なぜか心を捕らえてはなさない..。
そして、何かの機械、あるいは、その残骸。その他 ダ.ビンチなどのデッサン..。
こう見てみると、私の関心は、なにか壊れかけたもの、命があるかどうか瀬戸際のものに
あるようです。
巨匠のデッサンにしても、古くて紙が変色したもののイメージがあります。
ただ、命はかなげなもの、壊れたものを、弱々しげに描きたいとは思いません。
生と死の境目に在るものにこそ 強い生命感を感じるのです。
廃虚にこそ 建物の本当の力を思いおこされます。
虚ろなる物を、強く描きたい。
死んでいった物に 永遠を見出したい。
どうやら私の制作の底流には、生と死、それも死から照射されて見える一瞬の生、
というようなものがあるようです。
紙という素材を選んでいるのも、もしかしたら その脆さが、性に合うからかもしれません。
風が吹けば、飛んじゃいますからね。

なにか、結局冷静な分析など出来ませんでした。
下絵を一切描かずに、 完成図を思い描くこともなく描き進める
ドローイング画家には、これ以上の秩序ある自作解説は難しいようです。
思索の時間は楽しいのですが、書いてしまうと恥ずかしい。
読んでいただいた方には、感想を、などと無理は言いませんので、
出来れば、是非足跡を残していってください。


 
 
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