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Kさんは骨董屋です。いつも骨董市ではナンバーワンの売上です。
でも、Kさん、本当は骨董の事なんにも知らないんです。
でも、それでいいんです。何故なら彼のお客さんも骨董の事を知らないんですから・・・
今日も、お客のAさんが(本当は現在の中国製の)焼き物をお買い上げです。
Aさん「この皿よさそうやね、いつ頃の皿?」
Kさん「さすがに目が利くね!江戸はあると思いますよ!!」
Aさん「古いんやね!いくら?」
Kさん「本当は15万位で売りたいんやけど・・・Aさんなら5万でいいよ」
Aさん「そんなに安くしてくれるんなら、買っとこう」
何も知らないAさんは江戸という言葉に「凄く古い」と、値引率に「凄く安い」と思い込んだのです。
江戸時代といっても300年近く続いているので全く説明になっていないとか、
Kさんは15万で売りたいと言ったけど、中国雑貨のお店なら5000円で売ってるとか、全くわからないので
「江戸」と「15万」という曖昧な、でも分かりやすい言葉に騙されてしまいました。
でも、いいんです。
Aさんは、正しい選択をして掘り出し物とGETしたと思い込んでいるのですから。
Aさんは、とても幸せな気分でいる事でしょう。
本当の事を知らない限りは・・・
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