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当CDラジオの製作終盤時、仮にスピーカーユニットを箱に収めて初めて音を出したところ、あまりの低音域の太さにびっくりしてしまいました。曲によってはバスドラム等の音がうるさいくらいです。小口径10cmのフルレンジスピーカーユニットとなると低音が出なくて苦労させられるのが普通なのですが、こいつは低音が出すぎて困るという変わり者であります。
いつも通り周波数特性を計測してみました。グラフ上がそれです。90Hzをピークに低音域が盛り上がっているのが判ると思います。そこから高音域へは7kHzあたりまで緩やかに下がって行きます。ほぼ直線であるのはありがたいのですが、下降線をたどるのはのは戴けませんな。7kHz以上で落ち込んでいるのも問題です。そんな訳で低音はうるさいくらいですが、高音域では張りがありません。
このユニット5S-32KはOEMラジカセ供給用のものらしいですが、おそらく10年ほど前に流行した「バブルラジカセ」に採用されるべく設計されたのでこうした味付けになったのだろうと推測しております。あのころは「重低音」がウリでしたからね。これにツィータを付けて2WAYにすればドンシャリサウンドの完成となります。
バスレフポートの効きが良すぎるようなのでそれを布きれで閉塞し密閉型スピーカーしてみました。それがグラフ下です。おお、90Hzあたりの盛り上がりが抑制されて、さらにはそれ以下の低音域もぐいっと持ち上がっているではないですか。なかなか良い特性になりました。でも、実際に音楽を試聴してみると確かにうるさい低音は抑えられているのですが、なんとも平凡な音に成り下がってしまうんですな。ポートを開けた方がいかにもバブルラジカセっぽくてこれはこれで捨てがたいです。
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